『モンドルバイ村PROJECT』報告書
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*『毎日新聞』掲載記事
■ 企画名
『モンドルバイ村PROJECT』 企画書
■ 企画背景
カンボジアのアンコールワットの近くに位置するモンドルバイ村は、別名「チュンビカ村」と呼ばれています。チュンビカとは障害
者を意味する言葉です。なぜそのような酷い呼ばれかたをするかというと、この村は地雷被害者が集められてできた村だからです。
しかし、いったん村に足を踏み入れると、そのような暗い過去をまったく感じさせない、明るい村人がいます。僕らはそんな村が好き
になりました。
■ 企画趣旨
カンボジア・モンドルバイ村の人達の心の支援をするプロジェクトです。一般的に、途上国支援と言って思い浮かぶのは、食料
や医療品、衣服といった物質的援助ですが、今回のプロジェクトでは、現地の人達に楽しい心温まる思い出を作ってもらうという、
精神面での支援です。新しい観点での国際協力だといえます。
■ 開催日時
2007年2月15日 15:00〜21:00
■ 開催場所
カンボジア・シェムリアップ州・モンドルバイ村 希望小学校校庭
■ 内容
モンドルバイ村の希望小学校で縁日の開催。村人、子供含め約600人を招待。当日は、晴天。さらに30℃を越す気温となり、ま
さに日本の夏を思わせる天気となった。朝からの作業だったが、村人との連携がうまくかみ合い、準備は順調に進んだ。提灯を吊る
す紐を張ったり、配布するお菓子の袋詰めたり、予定よりも早く終わらせることができた。
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そしていよいよ、「縁日の開催」となった。開催の挨拶を済ませ、メンバーによるソーラン節の披露で、一気に雰囲気を盛り上げ
る。このソーラン節は、練習に特に力を入れてきたので、メンバー一同、思い入れが強かった。その後は、日本の歌(結んで開い
て、ジェンガ)、カンボジアの歌(ラッピーヤ)をみんなで歌い、熱気は上昇。
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ここで夕食の時間。焼きそばを配布した。メンバーは足早に食事を済ませ、日が傾きかけた校庭へ向かい、提灯の取り付けへと
急いだ。そして提灯を点灯する。カンボジアの小さな小学校で、「日本の祭り」が生まれた。
次は、花火をし、キャンプファイアーを囲んでの盆踊り。みんなごちゃ混ぜになった。とにかく楽しい。そしてお祭りは終盤を迎え
る。閉会の挨拶をし、お菓子の配布。たどたどしくも言葉を交わしながら、1つ1つ手渡しで配った。満面の笑みで受け取る子供
達、満面の笑みで渡す僕ら。お祭りの最後となったこの光景が、プロジェクトの成功を象徴していたのだと思う。
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■ 感想
斉藤 哲平 「1年かけて計画してきたモンドルバイ村プロジェクトが成功し、子供達の満面の笑みが見られたり、大切な仲間
ができたり、本当に良かったです。」
里吉 謙一 「今回のプロジェクトを通じ、自分の成長よりも、いつまでもつながっていくだろう大切な仲間を得ました。今より
も関係を深めると同時に、人のために働くという人間らしい部分を伸ばしていきたいです。ご協力有り難うござ
いました。」
大畑 旭世 「プロジェクトを準備してきて、様々な面で大変でしたが、無事に成功して本当によかったです。朝から作業し、
暗くなるまで踊り続け、大いに楽しむことが出来ました。子どもたちの楽しそうな笑顔が嬉しかったです。普通では
味わえない貴重な体験、モンドルバイ村で過ごした想い出は、一生の宝物です。協力してくださった方々と、仲間に
『ありがとう』の気持ちでいっぱいです。」
古農 幸江 「達成感と充実感をもって終えました。この企画が多くの方々の協力の下で無事成功し、村の
人・子供達と楽しい時間を共にしました。この企画を通し、国際協力のあり方を改めて考え、
その意味を知りました。また、多くの方々に出会えたこと、大切な仲間に出会えたことは、私
の一生の財産です。子供達の笑顔に会いに、またモンドルバイ村を訪れたい。この経験を今後
の活力にし、これからも活動したいと思います。」
波田野 真衣 「今回2回目のモンドルバイ村への訪問で、毎日が充実しました。自分達で計画したモンドルバイプロジェクト
が成功し、本当に良かったです。なにより子供達・村の人たちの笑顔を見られたことが一番です。これで終わり
にせず継続してこの村と携わっていきたいです。ご協力していただいた各企業の皆様、本当にありがとうござい
ました。子供達にとっても忘れられない大切な思い出になったと思います。」
星野 智也 「協力してくれた人、そして仲間に感謝です。難しいことはよくわかりませんが、疲れて気持ちよかったです。す
げぇ良いもの貰っちゃった感じです。」
八木 祐樹 「最初はどうなるかと心配でしたが様々な方々のご支援・ご協力の基で無事大成功しました。
最高の仲間と巡り合えたことは私にとって一生の財産です。村の方々、子供達も楽しめ、なに
よりも自分達がとても楽しくできたのがよかったです。今回のコンセプトであった「同じ目線
で楽しむ」が実現できたと思います。本当にありがとうございました。」
■ 御協力いただいた方々
緒方 由美子 氏(国際人権ネットワーク・代表)
室井 義雄 氏 (専修大学経済学部・学部長)
松澤 彰浩 氏 (株式会社ライロ)
大本池上本門寺
岩本製菓株式会社
株式会社アピカ
赤坂柿山株式会社
滝 佳之 氏 (専修大学ネットワーク情報学部)
皆川 美帆 氏 (専修大学経済学部)
深澤 憲治 氏 (専修大学ネットワーク情報学部)
赤城 敏子 氏
そのほか、先輩達、後輩達、アドバイスいただいた方々、全ての人に感謝します。みなさんの協力なし
では、成功できなかったと思います。
本当に有難うございました。
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質問などありましたら、下記連絡先までよろしくお願いします。
担当 星野 智也(専修大学 経済学部国際経済学科)
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