第115回 国際交流特別講演会に参加(2003年11月)


Dr.Anna Strutt
University of Waikato
  
★通訳:大嶺ちひろ(室井ゼミ4年)

『ニュース専修』2003年12月15日号
<参加ゼミ生の感想:抜粋>

★貿易の自由化が農村の貧困を解消するという
のは、疑問。
競争力に劣る発展途上国はさらに
不利になる(4年:本多)

★特に驚きはなく、もっと突っ込んだ話を聞きた
かった。だが英
語での講義は貴重で、大嶺の
通訳も素晴らしい(4年:三上)

★特にインフラの整備について考えさせられた。
タイ・カンボジ
アの写真は、自分も旅行したの
で、衝撃的だった(4年:本田)

★地雷の写真が衝撃的だった。政府の政策に
は問題が多いと
思う。人々のニーズを本当に満
たせるのだろうか(4年:芦名)

★先進国とのFair Tradeも大事だが、農民の食
糧自給化こそ
が必要。また、土地改革も不可欠
だろう(4年:飯沼)

★国際貿易において、発展途上国そして貧困
層は不利な立場
にある。世界的規模でのFair
Tradeが必要だ(4年;若山)

★長期的には良くても、その時に痛みを伴うよう
な政策を実施
すべきなのか?。久しぶりの英語
は新鮮だった(4年:七戸)

★国際貿易において発展途上国が発言権を強
めているのは
嬉しい。ただ、IMFの政策は本当
に有効なのか?(安川)

★国際貿易と農村の貧困との因果関係を認識し
た。貧困緩和
のためにも、諸政策・ルール作りが
必要だ(4年:山口)

★初めての通訳にとても緊張した。フィリピンで
の調査でも実感
したがFair TradeMicro
Creditが必要だ(4年:大嶺)

★貧困層の多い地域での農業開発には、環境問
題も考慮すべ
きだ。貧困層のための農産物の商
品化が大切(4年:五十嵐)

★久しぶりの英語、大嶺さんの通訳に大感謝。勝
ち負けのない
国際貿易は成立しないのか。Fair
Tradeが大切(4年:神作)

★疑問が多く残った講演だった。自由貿易がなぜ
正反対の結
果を産むのか?。政府の政策も非現
実的では?(4年;和田)

★東南アジア旅行でも実感したが、貧困層の多い
農村地帯に
こそ、インフラ整備などの援助を実施
すべきだ(4年:舘石)

写真(提供:Green Village)をクリック⇒拡大
★貿易の自由化には、貧富の格差の拡大などのマイナス面もある。農民参加型の長期的な政策が必要だ(3年:石田)
★英語はだいぶ聞き取れた。リベラル派の貿易の自由化論には反対だが、農村問題を考えるきっかけになった(3年:内田)
★聞きやすい英語だった。貿易の自由化は短期的には弊害が出る。貧困層への補償などの対策が必要だ(3年:小西)
★貿易の自由化の良い面を伸ばし、悪い面を諸政策で補えばいい。その際、貧困層の自立化が最も重要だ(3年:久保田)
★発展途上国の製品は競争力をもっているのだろうか。公正貿易は成立するのか。費用の最小化も難しいだろう(3年:市澤)
★本当に自由化が正しいのだろうか。政策面での効果も疑問。当面は、保護貿易の方が現実的ではないのか(3年:原田)
★農業が大切であるという意味が分かった。地雷の撤去や道路の改善なども、農村の活性化にとって必要だ(3年:犬飼)
★説明が詳しくて分かり易かった。発展途上国との貿易では、分野によっては規制も必要。Fair Tradeも重要だ(3年:澤井)
★講演の中の幾つかの問題点は、ゼミでの議論と重複していた。理論と現実のギャップを埋めることが重要だ(3年:加藤)
★Fair Tradeの難しさを知った。農村の人々が農産物の貿易を行なうことは、なぜ難しいのか、疑問に思った(2年:山中)
★内容がゼミでの討論と似ていたので、理解し易かった。直接的な補償政策は、財政的にも難しいのでないか(2年:佐藤)
★ゼミで学んできたことに加えて、より深く農村と貿易の関係を知ることができた。英語は聞き取れたが、疲れた(2年:吉田)
★貧困の緩和は難しいと再認識させられた。全ての貿易がFair Tradeになるべき。教育やインフラ整備も大切だ(2年:本村
室井ゼミが取り組んでいるFair Tradeついて新たな視点から見れた。様々な問題の中でも、教育が大切だ(2年:松平)
★国際貿易のルールの改善が必要という言葉が印象的だった。タイについては、自分の旅行の時を思い出した(2年:田辺)
★やはり英語は難しい。農村の貧困層は貿易の仕方を知らないのではないか。都市部の貧困はどうするのか(2年:久保)
★貿易の自由化により不利益を受けた、貧困層に対する諸政策が新鮮だった。英語の講演は貴重な経験だった(2年:佐野)
★どの国でも農業は大切だ。貿易が公正でないという現状に驚いた。農村での工業化は本当に必要だろうか(2年:栗原)
★農業を発展させることは難しいと思う。その多くが農業に従事する貧困層に生活を保障する政策が最も重要だ(2年:宮原)
★公正な貿易とは先進国が少しでも高く買うことである、という言葉が印象的だった。地雷の中での生活は切ない(2年:小池)
★改革の必要性とFair Tradeの重要性を強く感じた。室井セミがこの活動に参加していることを改めて誇りに思う(2年:芹澤)
★英語を聞くのは大変でした鳳祭で室井ゼミが出店ていたものとつながり、Fair Tradeの意味を理解できた(1年:松下
★英語での講演はいい経験になった。発展途上国にとって、貿易がFair Tradeでなくてなならないことを学んだ(1年:後藤)
★国際貿易が必ずしも貧困を緩和するものではないこと、また政策の重要性を知った。通訳のゼミ生には驚いた(1年:藤巻)
★このテーマにとても興味をもった。貿易の利益を農村に回せるのならすばしい。私も英語を話せるようになりたい(1年:石井)
★英単語がたまに分かるくらいだった。講演内容には興味があった。今後の調査対象の一つに入れたいと思う(1年:青木)
★海外の教授ということで、いつもとは違う視点から見れた。補完政策に興味をもった。農村の工業化には反対だ(1年:灰塚)
★今までとは違う視点で考えることができた。Fair Tradeなどの重要性も分かった。これからの勉強に繋がると思う(1年:小野)
★貿易の自由化が、場合によっては貧困層にとってマイナスの影響をもつことを知った。先進国の援助も必要だ(1年:近藤)
★今日のテーマはとても勉強になった。様々な政策がどれほど現場に行き届いているのか、疑問に思った(1年:村松)
★貧困問題について、NGOだけではなく、政府の政策などが興味深かった。持続可能な援助の大変さを感じた(1年:鈴木)

特別講演会参加の記録