海外特別研修

〜ポーランド・チェコ・ドイツ・ヘルシンキを巡る
ヨーロッパ・ピーススタディツアー〜


                                        W24 小屋敷 

◆期間:2013/08/23〜09/02
参加団体:全国大学生活協同組合連合会
費用:30万+奨学金9万
通貨:ポーランド=ズウォティ、チェコ=チェココロナ、ドイツ、ヘルシンキ=ユーロ

【スケジュール】

日程

訪問都市

スケジュール

成田
ワルシャワ

11時成田発 (時差8時間)
19時ワルシャワ着

ワルシャワ

クラクフ

AM【世界遺産】首都ワルシャワの歴史地区(旧市街)の市内観光
映画「戦場のピアニスト」撮影現場、ワジェンキ公園、ユダヤ人ゲットー跡、
ショパンの心臓が眠る聖十字架協会など
PM:中央駅から列車でクラクフへ移動

クラクフ

【負の世界遺産】アウシュビッツ・ビルケナウ
ナチスドイツの強制絶滅収容所見学

クラクフ

【世界遺産】古都クラクフ歴史地区
【世界遺産】ヴィエリチカ岩塩鉱山
国際夜行列車に乗りプラハへ

プラハ

【世界遺産】首都プラハ歴史地区観光

プラハ
ベルリン

国際列車でベルリンへ
市内観光、【世界遺産】博物館島見学

ベルリン

ベルリンの壁ウォーキングツアー
映画「ワルキューレ」の舞台「ペンドラーブロック」見学

ベルリン

終日自由行動

ベルリン
ヘルシンキ

昼にヘルシンキ着
自由行動

10

ヘルシンキ

17時ヘルシンキ発

11

成田

8時成田着

【感想】

 今回は海外特別研修という授業を通じて第二次世界大戦やその戦後処理を研究するためにヨーロッパへ訪れた。一番の研究対象はホロコーストという歴史史上例をみない悲劇の象徴である。戦後、ポーランドやドイツに数え切れない慰霊碑が建設されていった。ベルリン市内のいたるところには道路の石に殺されたユダヤ人の名前が掘られている。さらに収容所には国旗を持ったユダヤ国家である若いイスラエル人や若いドイツ人が同じ場所でお祈りをしている風景を目にした。「今の時代を生きる若者に戦争責任はない。ただし将来それを繰り返さないための責任はある。」これは、アウシュビッツの元収容者であり、博物館館長を務められたスモーレン氏の言葉である。しかし私はこの研究を通して日本にも同じように人体実験を行い、たくさんの人々が殺された731部隊というものが存在することを知った。日本はドイツとは違い、関係者はこの実験について公言してはいけないという掟が存在する。なぜ日本は極秘にしているのか。私はこれから日本とドイツとの戦後処理の違いについて授業で研究していく。今回のツアーは今までの体験の中で一番刺激が強く、印象に残るものであった。高校の頃までに勉強した必ず答えが出る問題とは全く違うもので、考えても答えがでないかもしれないと先生に言われながら勉強していくことが初めての経験であった。これからもゼミで発展途上国を学ぶにあたって、貧困を無くす正確な答えや格差社会を無くす正確な答えがでないかもしれないが、そのような問題にも諦めずに模索していきたいと思った。

アウシュビッツ強制労働収容所

  ↑クラクフ中央広場   ↑ヴィエリチカ岩塩坑  ↑ベルリンの壁