〜海外渡航報告〜 カンボジア

W16  板倉 沙織


   期間2005年8月30日〜9月7日(9日間)

   日程



8月30日 成田〜ホーチミン(ベトナム)〜プノンペン
プノンペン市内のパシフィックホテルに宿泊
8月31日 かものはしプロジェクトカンボジアオフィス訪問
プロジェクト紹介、授業風景見学、ワークショップ
 Friends(ストリートチルドレン保護と自立の為の職業訓練
 センター
)訪問
カンボジア人学生との交流
9月1日 L-cdi(NGO設立による貧困層対象の学校)訪問
ステンメンチャイのごみ山とそこに生活する人々の見学
9月2日: HCC(売春被害に遭った子どもの保護施設)訪問
CCH(ステメンチャイで生活していた子どもの保護施設)
かものはしプロジェクト駐在員を交えたグループ
ディスカッション
9月3日 トゥールスレン博物館/キリングフィールド見学
プノンペン〜シェムリアプ
9月4日 アンコールワットの朝日見学
アンコール遺跡群視察
カンボジア伝統舞踊 アプサラダンスディナーショー
9月5日 CVSG(地雷被害者の自立支援村)見学
9月6日 トンレサップ湖クルーズ
プノンペン〜ホーチミン〜成田
9月7日 成田空港にて解散

 ●訪問NGO

  (1) かものはしプロジェクト
     ・IT教育として、PC教室を6人の児童に対して行う。

  (2) Friends
    ・ストリートチルドレンの、『保護→教育→就職』のプロジェクトを行う。
     ・職業訓練にいろいろな種類があり、各自選択できるようになっている。
     ・縫製、理容、調理、バイク修理、電化製品修理などがある。
    ・レストランがあり、調理、接客を学習中の子供たちが行う。
    ・各国にあるNGO

  (3)L-cdi
    ・全寮制の学校。
    ・英語以外の言葉を話すことは禁止されている。
    ・男子が入学するときは、女子と一緒でなければならない。女子は、
     一人でも入れる。(女子をたくさん入れるため。)

    ・レベルの高い授業
    ・地方にも分校があり、貧困層も入学できる。
    ・道徳のような授業もあり、内面の成長にも配慮したカリキュラム。
    ・教師を目指す子が多い。

  (4)HCC
    ・売春の被害にあいそうな子どもの教育を行う施設。
     ・職業訓練は、縫製、機織、理容。

  (5)CCH
    ・ステミエンチャイにごみ山で生活していた子供を保護する、
      孤児院のような施設。

     ・孤児、片親の子、または両親に経済力のない子どもが中心。
    ・ここで生活しながら学校に通う。
    ・麻薬をしていた子もいる。
    ・カンボジアの日本大使の奥様方が日本語を教える。

  (6)CVSG(地雷被害者の自立支援村)見学
    ・地雷被害者が、農業で生活していけるように段階を踏んで自立支援
     を行う。

     第一段階・・・センターで、部屋が与えられ、農業を行う。
            援助金は出るが、収穫できなければ、生活は厳しい。
     第二段階・・・自立村に土地と家を与えられ、農業で生計を立てる。
            自分の土地を好きなように使う
            果物、米、家畜を飼うなど、個性が出る。
            (エイズ患者が家族の中にいる場合は、病院の近い
             エイズ村で生活をする。)

 ●見学地

  (1)ステミエンチャイのごみ山
     ・今回が2度目の訪問だったが、やはりインパクトは大きい。
     ・JICAのプロジェクトが進んでいた。今後の展開を注視していなけ
      ればならないと実感。


  (2)トゥールスレン博物館/キリングフィールド見
    ・やはり強烈。床が張り替えられていて血があまりなかった。

  (3)アンコールワット
    ・雨季で天気が安定せず、朝日と夕日は見られなかったが、アンコール
     ワットの後ろに雲があったため、アンコールワットが浮き出るように
     見えた。

    ・美しくて感動した。

  (4)トンレサップ湖
    ・蛇を巻く。


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●ワークショップ
 ・スタディーツアーということで、
  ワークショップを2回行った。
 ・このほかに、夜に参加者のコンダク
  ターが部屋を開放して、その日感じた
  ことや、考えたことなどを話し合った
 ・みんな問題意識が高く、夜中まで討論
  が続くこともあった。
 ・報告会を10月の中旬に行うことにな
  り、参加者同士のつながりも作ること
  ができた。


  ●感想

  ・初めてコンダクターをしてみた観想は、「つらいツアーだった」である。
 20人の参加者をまとめることは、大変なことだった。
ツアー中、参加者のほ
 とんどが、何かしらの体調不良を訴え、病院に行く人4名。
自分も倒れたが、
 あまり休めず業務に追われる。
自分がもっと参加者を頼るべきだった。
  ・しかし、前期の間、この業務に打ち込み、ツアーに行き、報告会を行い、
 大変良い勉強をさせてもらったと思う。

  ・この夏、タイ、ラオス、カンボジアにスタディーツアーに行ってたくさん
 の情報を得ることができ、勉強になった。

  ・メコン川流域のトラフィッキングや、HIV/AIDSについての勉強をすすめて
 行きたいと思う。