春季留学プログラム報告

W18  金田 菜緒子

    

 期間:2007年2月24日〜3月25日

  研修校:トゥーレーヌ語学センター

  費用:32万(飛行機、ホームステイ、学費込み)、お小遣い

  為替:1ユーロ=約160円

  物価:水(2リリットル)=50円 コーラ=70円 ビール=100円
       外食(サンドウッチ)=500〜700円、レストラン=3000円位 


*生活*

 トゥールというパリから新幹線で1時間かかる、離れた町にホームステイし
た。落ち着いたところでとても安全だった。町並みも景観をとても大事にして
いて、夜には市役所や噴水がライトアップされたり、とてもきれいな町だっ
た。家からは駅も学校も近く便利だった。


 気候は日本よりも寒くて、朝だとマイナスまでさがる日もあった。そしてす
ぐ天気が変わり、半分以上が雨で、日本の梅雨のような天気だった。


 ホームステイした家は5階建てのアパートで最上階だった。広いわけではな
かったけど生活するのに1部屋貨してくれた。毎日ベッドメイキングをしてく
れた。マダムはとてもおしゃれで私の好きな服や絵をいうと毎日それらに関す
る本やパンフレットをおいといてくれた。ムッシュは物知りでわからないこと
をなんでも教えてくれた。料理のほとんどは彼が作っていた。男性が家事をす
ることが多いようだ。


 私のほかにイタリアの子が1週間交代で一緒に生活した。イタリア語とフラ
ンス語は似ているらしく、みんな完璧といえるくらいにぺらぺらだった。


 ご飯は日本人にはあわないと聞いていたけどとてもおいしかった。朝昼夜は
全てパンを食べて過ごした。昼の学食はあまりおいしくなかったので、サンド
ウィッチやパニーニを食べてすごした。基本的に物価は高かったけど、果物、
水、チーズは安かった。

*学校*

 平日は、トゥーレーヌ語学センターという学校に通った。いろんな国からた
くさんの人がフランス語を学びにきていた。レベル別に3つのクラスに分けて
1人1人にあった授業を受けることができた。少人数で自由に発言できる空気
が常にあったので、みんなが積極的に発言するとても身になる授業だったと思
う。まずは身近な単語から覚えていき、ホームステイで生活するのに必要なこ
とを学んだので、すぐ実践することにより、しっかり覚えることができたと思
う。オーラルの授業では日本にはない発音を重点的にやった。繰り返し聞くこ
とによりだんだんと耳が慣れていった。


 全体的に、授業というよりはコミュニケーションといった感じだったので、
毎日が楽しかった。積極的に発言すればするほど語学力が上がっていく授業だ
と思った。

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*観光* 

 3月3日の学校で主催するイベントで、世界遺産にもなっている「モンサン
ミッシェル
」に行った。海に浮かぶお城として有名で中は教会になっていた。


  また、トゥールの近くには古城がたくさん残されていたので、空いている時
間を使って訪れた。


  週末には、パリに行った。蚤の市、ルーブル美術館、凱旋門、エッフェル
塔、ヴェルサイユ宮殿などを見て回った。

*感想*

 フランスは「待つ」ということが文化なのだなと思った。まず驚いたのは、
エレベーターに閉まるというボタンがなかった。カフェに行ってもどこに行っ
ても待たされるのは当たり前で相手も急ごうとしない。


  私が一番いいなと思ったのは「あいさつ」が多いということだ。フランスに
は自動販売機がないので、水1本買うにしてもお店に入らなければならない。
お店に入るときに、こっちからあいさつをするのが当たり前で、出て行くとき
もお礼を言って出て行くのが当たり前だ。一言声を掛け合うことでお互い気分
もいいし、信頼関係も生まれてくるのだと思う。とても見習うべき文化だと思
う。


  私にとって初めての海外だったので、この1ヶ月でいろいろなものを見て、
感じることができた。しかし、語学勉強ということに関してはまだ不十分だ。
この気持ちと学んだことを継続できるようにこれからも勉強を続けて、再び、
留学したい。本当に行ってよかったと思う。