私は、この前日にアンゴラについて調べていました。すると、悲惨な数字が並んでいて、
ショックを受けました。平均寿命 36.61 才、15歳未満年少者人口43.4%、乳幼児死亡率
191.19人/1000人。何より一番驚いたのが、物価上昇率です。なんと、95%でした!
何を調べても見たことの無い数字が並んでいて驚きました。
 しかし、その先入観を持ってコンサートに行った所、そのような数字からは検討もつか
ないくらい素晴らしい歌、音楽、ダンスでした。「面食らった」というのが正直な感想で
しょうか。アンゴラ人の持っているリズム感、音楽性が日本人のそれとは違うということ
はハッキリわかりました。見ていて、なんとなく背景に広大な砂漠や、草原が目に浮ぶよ
うでした。私は、ここには素晴らしい文化があるのだ、人々の心の奥底に根付く
感性が豊かなのだと言うことを汲取りました。
 ちょうどその日のゼミでの内容が、「文化を理解することなくしては、開発協力は逆に
害になってしまう。」というものでした。文化を知り、その上で開発に協力することで自
発的な発展が期待できる。一方通行でない良好な関係が築ける、
ということが少しわかった気がします。
 私はコンサートに行く前に持っていた先入観とは裏腹に素晴らしいショーを繰り広げて
くれたアンゴラの人々。教科書で学んだことを早くも実践してしまった気分です。
そして、アンゴラについて興味がわきました。数字を見て驚いた時、世界の平均的にはどうなのか、
アフリカでは標準的数字なのか、これは何を示す数字なのか、と調べはじめました。
この数字たちから、どうアフリカを描いたらよいのか。私の知らないことがアフリカという
大きな大陸の上でたくさん起こっていることは確かです。
これから、調べていきたいと思っています。私にとって良いキッカケになりました。
 招待状をいただき、ありがとうございました(倉織)。 
          

 ■アンゴラ共和国がどこにあるかもよくわからず参加してしまったが、異文化に触れられて
とても良い経験ができたと思う。見たことがない楽器から奏でる独特のリズムの音楽にのせて、
腰を使い思いっきり動きまわるダンスが印象に残った。
あと、ファッションショーは、民族衣装をベースとしたかわいらしい服ばかりだった。
最後のエムビー・ジーニアスによる歌は、すばらしかった。
いろんなジャンルの歌を動きながら歌いこなし楽しませてくれた。
このイベントに参加し、アンゴラ共和国という国を少し知ることができたし、
もっと知りたいと思った。
アンゴラ共和国の歴史を調べてみたところ、
1975年にポルトガルから独立したが、
ソ連とキューバの支援するアンゴラ解放人民運動(
MPLA)、
アメリカ合衆国と南アフリカ共和国が
支援するアンゴラ全面独立民族同盟(
UNITA)双方政府が樹立し内戦状態になってしまった。
アンゴラ政府は、ソ連など社会主義陣営と結びつきを強め、
MPLAによる一党独裁制を敷いた。
その後、内戦と和平を繰り返し、
20024月に和平機運が高まり停戦協定が結ばれ、
27
年間の内戦がようやく終わった。つい最近まで内戦が続いていたことに驚いた。
民族それぞれの文化を大切に、やっと手に入れた平和を守っていってほしいと思った(原弥)。


■サッカーのチームくらいしか正直知らなかったアンゴラ。
だけど、鳴り響く太鼓の音と共に一気の
その独特の世界に飲み込まれてしまいました。 
五線紙では表せないようなリズムと、激しいダンス。
派手な柄の民族衣装に顔の斑点模様。そのどれもが見たことのない未知の世界でした。
言葉は分からなくても、歌や踊りで何を表しているのか、五感に響くものにメッセージが
込められていて、文化の壁は案外薄いものなのかも知れないと感じさせられました。
 僕の中のアンゴラと日本の距離は一気に縮められ、「是非行ってみたい。」
そう思わせてくれるようなコンサートでした。 
個人的には、アンゴラの衣装にすごく興味を持ちました。
ものすごく派手で奇抜な衣装なのに、その鮮やかな色と柄が他にない品というか
魅力を放っていて、ものすごくオシャレでした。
機会があれば是非着てみたいです(笹一)。