はしがき
本論文集は、室井ゼミナール第25期生の卒業論文集である。第25期生も多彩なメンバーが揃っており、2010年度のゼミ長の鈴木洋平君、副ゼミ長の田中美穂さん及び岩下朋樹君を中心に、よくまとまっていた世代である。なお、田中美穂さんはアメリカに、加藤碧さんはオーストラリアに、それぞれ長期留学中で、卒業は来年度になる。
本論文集に収めた10名の卒業論文のテーマは、「声無き戦争―貿易―」「地方銀行の地域密着経営について―栃木県を事例に―」「音楽と人間の関係性」「美しい街並みの色彩―失われた日本の色―」「国境なき医師団―MEDECINS SANS FRONTIERES―」「Welcome to Japan―インバウンドのもたらす可能性―」「経済成長と環境保全の共生の可能性を探る―中国の環境ビジネスを通して―」「協働を起す対話の学習効果―ワークショップ型教育の可能性―」「ビジネスモデルの変革―ITアウトソーシングの可能性―」「若者の自動車離れ―自動車の魅力とは―」である。
この世代もまた、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分が最も関心を抱く問題に対して深い洞察を加え、自らの存在との因果関係を探るという知的行為こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、それぞれ力作であるように思う。社会に出てからも、ゼミナールで学び考えたことを忘れずに、立派な市民として成長して欲しい。
なお、本論文集には、第28期生の室井ゼミナール応募論文を併せて掲載した。初心を忘れずに、それぞれのゼミ生活・大学生活を満喫して欲しい。
2012年1月11日 室井 義雄
(2008年12月:「キャビン」にて)
目次
はしがき(室井 義雄) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
I. 声無き戦争―貿易―(W20-012 林 鍾愛)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
II. 地方銀行の地域密着経営について―栃木県を事例に―(W20-075 田中里佳)‥‥‥‥
III. 音楽と人間の関係性(W20-088 菅野 絵理)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IV. 美しい街並みの色彩―失われた日本の色―(W20-099 鈴木 洋平)‥‥‥‥‥‥‥‥
V. 国境なき医師団―MEDECINS SANS FRONTIERES―(W20-106
田淵 愛子)‥‥‥‥
VI. Welcome
to Japan―インバウンドのもたらす可能性―(W20-128 内海 慎)‥‥‥
VII. 経済成長と環境保全の共生の可能性を探る―中国の環境ビジネスを通して―(W20-181 小室 絵梨)‥
VIII. 協働を起す対話の学習効果―ワークショップ型教育の可能性―(W20-185 徳満 翔平)‥
IX. ビジネスモデルの変革―ITアウトソーシングの可能性―(W20-211 灘脇 裕一)
X. 若者の自動車離れ―自動車の魅力とは―(W20-219 岩下 朋樹)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XI. 室井ゼミ応募の動機と私のやりたいこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
W23-021 小川 契子・W23-058 棚橋 香穂里・W23-067 蓮池 夏実・
W23-081 許 智暎・W23-104 沈 在薫・W23-111 園田 瑞希・W23-135 幅岸 萌・
W23-141 藤本 慎太郎・W23-158 栗田 唯・W23-195 山本 譲・
W23-201 大江 佳諒・W23-209 野田 俊貴・W23-216 大越 岳・W23-217 坂崎 千恵
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