室井ゼミナール論文集:第38号


 はしがき

 本論文集は、室井ゼミナール第20期生の卒業論文集である。この学年のゼミ長を務めた藤巻伸悟君は、米国のUniversity of Denverに長期留学している。逆に、第19期生でこれもゼミ長を務めた佐野将史君が、米国のSanta Barbara City Collegでの1年間の留学を終えて帰国し、一緒に卒業する。

 副ゼミ長を務めた笹山優一郎君、北野茜さんをはじめ、就職活動が忙しい中、4年生として様々なゼミナール活動を盛り上げてくれた、第20期生の全員に多謝。

 本論文集に収めた卒業論文のテーマは、「変革の時―Time to change―」「Coffee Cherry―貧困にみる―」「イスラム過激原理主義と『テロとの戦争』」「発展途上国の映画」「笑いの神様なぜ人は笑うのか」「英國東印度會社―歴史から得ることがある―」「わたしの軌跡生涯学習の意味」「貧困の解決への第一歩」「美意識」「独裁者の描いたユートピア」「平和の輸出平和憲法を持つ国から」「国際社会の中の日本―『情報』と『愛国』からの考察―である。

 20期生もまた、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分が最も関心を抱く問題に対して深い洞察を加え、自らの存在との因果関係を探るという知的行為こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、それぞれ力作であるように思う。

 なお、第23期生のゼミ応募論文も併せて掲載した。初心を忘れずに、主体性をもって次の世代の室井ゼミナールを担っていくよう、大いに期待している。

                          2007年1月15日  室井 義雄


 

        


                 2007年2月:片品村「かしや」にて)                  

目次

はしがき(室井 義雄)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
I. 変革の時―Time to change―(W15-232 佐野 将史)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
II. Coffee Cherry―貧困にみる―(W15-031 松下 あず実)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
III. イスラム過激原理主義と「テロとの戦争」(W15-040 後藤 奈緒美)‥‥‥‥‥‥‥
IV. 発展途上国の映画(W15-03 笹山 優一郎)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
V. 笑いの神様なぜ人は笑うのかW15-057 石井 沙織)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VI. 英國東印度會社―歴史から得ることがある―(W15-066 青木 梨奈)‥‥‥‥‥‥‥
VII. わたしの軌跡生涯学習の意味W15-090 灰塚 祐輔) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VIII. 貧困の解決への第一歩(W15-114 小野 舞子) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IX. 美意識(W15-121 近藤 理恵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
X. 独裁者の描いたユートピア(W15-186 村松 愛)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XI. 平和の輸出平和憲法を持つ国からW15-190 北野 茜)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XII. 国際社会の中の日本―「情報」と「愛国」からの考察―(W15-193 鈴木 孝彦)‥‥‥
XIII. 室井ゼミ応募の動機と私のやりたいこと
   W18-016 平瀬 浩一・ W18-024 新井 美香・W18-047 太田 郷美・
   W17-076 早坂 香里・W18-123 浅野 真希・W18-130 高橋 静香・
   W18-137
菁・W18-142 小林 直弘・W18-152 下川 美奈子・
   W18-164 
安藤 徳明・W18-173 坂本 龍亮・W18-209 金田 菜緒子・ 
   W18-236
山口 洋一・W18-255大谷 周平‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥