室井ゼミナール論文集:第35号


 はしがき

本論文集は、室井ゼミナール第19期生の卒業論文集である。第19期生もまた多彩であった
が、その様子の一端は、山中文章君が製作した『ゼミ記録映画』(
DVD版3巻)に垣間見るこ
とができる。ゼミ長を務めた佐野将史君が米国での1年間の留学から帰国し、他方、同じく
前年度に米国に留学していた内田将士君が第
19期生と一緒に卒業する。多くのゼミ生たち
が、「書を持ち、海外へ」という私の口癖を実践している。

 本論文集に収めた卒業論文のテーマは、「霧の中の真実戦争からみるメディア報道
「坂本龍馬の思想
地球の未来の考え方」「地震最悪の被害」「LOHAS LIFE地球に
やさしく暮らすために
」「世界遺産」「長沢松平家自分のルーツを追って」「ダラ
イ・ラマ
チベットの自由を求めて」「障害児教育経験」「鈴木商店人は死んでも
事業は残る
」「ベアテの贈り物」「ジャマイカの真実楽園を苦しめるIMF・世銀の
である。
 19期生もまた、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分
が最も関心を抱く問題に対して深い洞察を加え、自らの存在との因果関係を探るという知的
行為こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、それぞれ力
作であるように思う。

 なお、2005年度の後期は、行政職に忙殺されてゼミには殆ど参加できなかったが、第19
生の複数の論客を中心にして、ゼミでの議論を盛り立ててくれた。皆に心より感謝したい。
また。本論文集には、第
22期生14名のゼミ応募論文も掲載してある。初心を忘れずに、これ
からの大学生活を大いに満喫して欲しい。

                          2006年1月12日 室井 義雄

        


                  2006年2月:片品村「かしや」にて)                  


目次

はしがき(室井 義雄) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
I. 霧の中の真実戦争からみるメディア報道W14-275 内田 将士)‥‥‥‥‥‥‥‥
II. 坂本龍馬の思想地球の未来の考え方W14-001 山中 文章)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
III. 地震最悪の被害W14-035 佐藤 章典)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IV. LOHAS LIFE地球にやさしく暮らすためにW14-045 吉田 瞬介) ‥‥‥‥‥‥‥‥
V. 世界遺産W14-067 本村 悠紀)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VI. 長沢松平家自分のルーツを追ってW14-067 松平 香寿紀)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VII. ダライ・ラマチベットの自由を求めてW14-079 田辺 美佳) ‥‥‥‥‥‥‥‥
VIII. 障害児教育経験W14-114 久保 陽) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IX. 鈴木商店人は死んでも事業は残るW14-142 栗原 瞳) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
X. ベアテの贈り物W14-161 宮原 真希) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XI. ジャマイカの真実楽園を苦しめるIMF・世銀の罠W14-192 小池 あゆ子)‥‥
XII. 室井ゼミナール応募の動機と私のやりたいこと     
    W17-022 金藤 敏尚・W17-067 波田野 真衣・W17-083 秋山 夢・W17-099 松島 健介
    W17-103 谷村 研人・W17-109 古谷 麻里香・W17-112 樋口 絢子・W17-138 横山
    W17-170 古農 幸江・W17-181 大場 彩香・W17-184 木下 隆介・W17-198 皆川 美帆・
    W17-214 大塚 一史・W17-215 野岳 祥吾 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥