海外渡航者報告書：海外特別研修（英国コース）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　W18　山口　洋一

◆期間：2009年9月1日〜9月8日（7泊8日） ◆費用：研修費（航空券、宿泊費、朝食）268,800円、 　　　　お小遣い 約5万円 ◆為替レート：£１ ≒ ￥162.99 ◆物価：水（500ml）£0.75、ペプシコーラ（500ml）£1.10、 　　　　ビール（500ml）£1.30 　　　　　　外食（一回あたり）£4〜£13

≪研修概要≫

　研修生全員の共通テーマとして、「イギリスにおける食と社会」が設けられて
おり、主に日本食がどのように普及しているかを実地調査するものである。その
ため、日本食レストランやスーパーにおける寿司の展開、寿司の材料である米酢
の工場などを視察してきた。

　また、私自身も個人テーマとして、「多民族国家・イギリス」を設け、住宅街
や繁華街、様々なマーケットを訪問した。そこで過ごす人々や働く人々を視察す
ることで、イギリスにおける「多民族国家」について考察した。

≪日程≫

≪感想≫

　初めてのヨーロッパ進出となった今回の研修だったが、まず驚かされたのが、町
並みの荘厳さだった。また、ロンドンには24時間オープンしている商店がなく、基
本的に5時に閉まるところが多かったため、何かと不便に感じることが多かった。

　室井先生ご推薦のミュージカル「オペラ座の怪人」を観劇することができたの
も、大変貴重な体験となった。歌や音楽の衝撃が今も忘れられない。

　個人テーマとして「多民族国家・イギリス」を設け、ロンドンの街を一人歩き
したわけだが、訪れたマクドナルドの店員がほぼインド系であったり、お土産屋
の店員がほぼアラブ系であったり、さらには高級住宅地へ訪れると白人しか見当
たらなかったりと、イギリスでは様々な人種の方々に出会うことができると分
かった。しかし、暗黙の了解のうちに人種による住み分け、あるいは働き分け
がなされているような感覚を受け、果たしてこれで「多民族国家」と言えるの
か、ということに疑問を抱いた。