室井ゼミナール論文集:第51号


  はしがき

本論文集は、室井ゼミナール第25期生の3年次進級論文集である。第25期生も多彩なメンバーが揃っており、2010年度のゼミ長の鈴木洋平君、副ゼミ長の田中美穂さん及び岩下朋樹君を中心に、よくまとまっている世代である。なお、田中美穂さんはアメリカに、加藤碧さんはオーストラリアに、それぞれ長期留学中である。

本論文集に収めた12名の進級論文のテーマは、「まだ終わらない話」「幸せな国―デンマーク王国に学ぶ」「What a wonderful world―ジャズと人種差別問題―」「チャールズ・チャップリン―喜劇王―」「Street Children」「日系と外資からみる日本のホテル業界」「環境ODA―持続可能な開発とは―」「『対話』が生む社会―未来を創る創造的コミュニケーションツール―」「Fair Trade」「日本におけるアメリカ軍基地の役割と変容について」「世界食糧危機―うまい酒は呑めるのか―」「希望を求めて移動する人々―現実と日本の今後―」である。

この世代もまた、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分が最も関心を抱く問題に対して深い洞察を加え、自らの存在との因果関係を探るという知的行為こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、それぞれ力作であるように思う。

                    2011118日   室井 義雄


           
                200812月:「キャビン」にて)

  
  目次

はしがき(室井  義雄) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
I.  まだ終わらない話W20-012  林 鍾愛)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
II.  幸せな国―デンマーク王国に学ぶ―(W20-075  田中里佳)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
III.  What a wonderful world―ジャズと人種差別問題―(W20-088  菅野  絵理)‥‥‥‥‥
IV.  チャールズ・チャップリン―喜劇王―(W20-099  鈴木  洋平)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
V.  Street ChildrenW20-106  田淵  愛子)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VI.   日系と外資からみる日本のホテル業界W20-128  内海   慎)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VII. 環境ODA―持続可能な開発とは―W20-181  小室  絵梨)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VIII. 「対話」が生む社会―未来を創る創造的コミュニケーションツール―W20-185  徳満  翔平)‥
IX.   Fair TradeW20-211  灘脇  裕一)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
X.   日本におけるアメリカ軍基地の役割と変容について(W20-213  田中  美穂)‥‥‥
XI.   世界食糧危機―うまい酒は呑めるのか―W20-219  岩下  朋樹)‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XII.  希望を求めて移動する人々―現実と日本の今後―W20-224  加藤  碧)‥‥‥‥‥



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