1 学校
・子どもが長くいる学校では、多くの人とコミュ二ケーションを取れるが、ゆとり教育導入後、学校にいる時間も減っている。
→現在の学校では人間関係を学ぶことができない。
・学校では知識を詰め込む教育が行なわれ、その知識を詰め込める者だけが
評価される。
→個々の思考は軽視される。
・「教える大人・専門家→教えられ、育てられる子ども」という関係。
→自主性を奪い、依存的な人間をつくりだし、自分で考える力が身に付かず、考える力が欠如している。
・学校教育は子どもへ知識や経験を供給するところであるが、進学や就職が最大の目的ではない。
→「人づくり」としての教育が要求される。
・学校が学びの場、教育を独占していて、子どもが活躍できるチャンスが少ない。
→子どもに「生きがい」や「やりがい」を与えられない。
<理想の学校教育>
1 個性に応じて能力を最大限に伸ばす視点
2 豊かな心と健やかな身体をはぐくむ視点
3 グローバル化、情報化、地球環境、男女共同参画など、時代や社会の変化への対応の視点
4 努力して自分で伸びようとするもの、然るべきものを頑張って自分自身で獲得しようと努めるパワー
5 体罰の復活→先生が真剣に自分たちを成長させようとしているという実感→進歩
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2 道徳教育
・道徳教育への取り組み・姿勢が不十分である。
・「学ぶ力」と「生きる力」の両側面を持ち合わせた教育ではない。
→個々の思考や価値観を養うものではない。
・異なる価値観を持った子ども達に、共通の徳目を身に付けさせる。
→子ども達のアイデンティティーの確立が出来ない。
3 教師
・少年犯罪を行った子の多くは人間関係を苦手としているが、人間関係を苦手とする教師が増加している。
→生徒が先生に悩み事などを話せる環境がない。
・いじめや、登校拒否に対応できる個性豊な教師がいない。
・教育の現場しか知らず、他の世界を全く知らない。
・教師は授業を教えるだけの存在である。
→生徒は教師に信頼感を持てず、生徒の望んでいる教師がいない。
4 ゆとり教育
・休日を塾で過ごす子どもが増加し、学歴社会が緩和したわけではない。
・ゆとり教育によって生まれた余分なエネルギーが、本来学習に向けるべきエネルギーを別の方向に向けさせてしまう。
→プレッシャーとストレスに耐えられなくなった一部の子どもが犯罪に走る。
(文責:3年・久保田 紋子)
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