振り返るインド&ネパールの旅
W12  和田 充


    
2004年2月19日〜3月7日まで(本当は6日帰国の予定だったが…
インドネパール 一人旅に行ってきた。
予想通り熱気に満ち、欲望が溢れた国。しかし、想像していなかった面も見る事が出来た。
私の初めての一人旅を紹介する。

2/19:14:00成田発→インド時間20:00 デリー到着→デリ−市内のホテル泊

成田を2時間遅れて出国。サッカーの日本代表も同じ日にフライトだったため、稲本に会えた。

2/20:ホテル出発→DTTDC(旅行会社)→デリー観光→デリー泊 

デリーは観光客慣れしている。リクショーというバイク型のタクシーの勧誘もずっとついてくるし、
旅行会社も日本語が上手い。DTTDCという旅行会社で主要交通機関の予約とアグラなでのホテルを取った。
この日払ったお金が220$!!日本人に一人も会わないし、既にこの夜、早くもホームシックに!!
この先どうなることやら…。

2/21:デリー 8:00発→アグラ泊

なんと、デリーからDTTDCの運転手と二人っきりで車にて移動!!普通に考えると何でもない事。
でも、この運転手が曲者なのです!アグラまでの数時間の間、話すことと言えば下ネタばかり!!最悪・・・。
しかし、この日、日本人の友達ができた!この日からその子と旅を共にすることに!
運転手の魔の手から免れました…

2/22・23:5:00起床 朝日のタージマハルへ→12:00アグラ出発→15:00ツンドラ駅到着
→0:30駅出発→9:00ムガル・サライ駅到着→ヴァラーナシーの中心地まで移動
→12:00ホテルチェックイン


 
この2日間はほとんど移動。移動時間も長いが、レストルームで待たされる時間も長い。
レストルームでは同じ方向に向かう日本人に多く会った。彼らの電車は7時間遅れ!!
しかし、インドではこれが普通…。運転手と別れるとき、サービス料金を払え!ということで喧嘩!
インド人と喧嘩している自分にびっくり。もちろん払いませんでした。
でも、2日間という短い間だけどお世話になったら、お礼を考えるのが人の心ってものだけど、
それを待たずに向こうからお金を請求してきたことが、少し悲しかった。
人と人のつながりってそういうものじゃないと思うから。

 
2/24・25:ヴァラーナシーに滞在

 早
朝、ガンジス川の沐浴を観にいった。ホテルからガンジス川は直ぐ。
船に乗っていると噂通り、死体が浮いていた。メインガートであるマニカルガートにいって、火葬の状況を見学。
1日に250体が火葬されるとの事。私が行った間にも、9体は燃えていた。
人の身体はこんなにもよく燃えるものかと感じた。
カースト毎に燃やす場所が決まっていて、身体を包んでいる布にも年齢などの意味があるということだった。
私は煙に包まれたまま、文化の違いに圧倒されていた。



タージマハル

インドの大学生
写真をクリック⇒拡大

 
2/26:12:00ホテルチェックアウト→23:30ヴァラーナシー駅発
2/27・28:3:00ガヤ駅着→レストルームで朝を迎える→インド人の大学生と知り合いに
→その大学生の叔父さんの家に2日間ホームスティ
2/29:8:00ガヤ発13:00パトナー着 21:00パトナー発

3/1:1:00バスが溝にはまる→通りがかりのバスに詰め込まれ、近くの駅で始発を待つ。4:30発
→6:00国境近くの駅からジープに乗り換える→9:00ラクソウル着→国境超え
→ビールガンジ16:45着
3/2:カトマンズ4:30着→6:00ホテル到着→久しぶりにゆくりした時間を過ごす→カトマンズ泊

 
この数日間は壮絶だった。ヒョンなことから現地の15人家族の家庭にホームステイすることになったり、
ビールガンジからカトマンズへ向かうバスに乗り込んだところで、脅され、お金を取られたり。
しかも、そのバスは、崖っぷちを物凄い速度で駆け抜けていく…。
しかし、ホームステイでは美味しい料理と家庭の温かさ、ラクソウルまで一緒に行ってくれた英語の堪能な女子大学生とそのお手伝いさん、バスの中で脅された私を慰めてくれた人。
壮絶な中でも、人の温かさを感じる事が出来た。
バスの中に袋に入ったアヒル!?か鶏!?と、犬を持ち込んだ家族にはびっくりしたが…。

 
3/3:14:00カトマンズ発→16:00ナガルコット着/泊
3/4:ナガルコット泊


 
ストライキ…全く予想していなかった。ネパールでは観光&買い物を楽しむぞ!という気持ちでいたのに、4日はカトマンズに帰ることが出来ずに、ナガルコットに足止め。しかし、ハイキングしたり、現地の家を見学したり、木梨ノリタケに似たレストランのオーナーに会うことが出来た!そして、2日目に山々の姿を見る事が出来た。
でも、夜、ホテルの部屋に蜘蛛が4匹出没。しかもデカイ…。

 
3/5・6・7:10:00ナガルコット発→12:00空港着→16:00フライトがキャンセルになる
→カトマンズのホテル泊→7:30空港集合→霧のため出発遅れる
→9:30カトマンズ発→10:30デリー着→21:30デリー発→9:00成田到着


 
ここまで来てフライトがキャンセルとは…。やはり、タダでは終わらせてもらえない。
どうしたらいいか迷ったが、結局主張するしかない。
トランジットも含めたチケット予約&ホテル予約をなんとか出来た。その日泊まったのは高級ホテルに食事つき。
デリーに着いてからも、VIP待遇だったし、なかなかできない経験をした。

この旅で、初めて自分ではどうにもならないという体験をした。つまり、「神のままに」という経験。
半分は諦め、そして祈るしかないという経験。すごく不思議だった。
そして、生きるということ、文字通り『必死』ということを味わった旅だった。
生きていることの不思議を感じたことは初めてだった。
ハプニングが起こり過ぎくらいだったが、でも、楽しかった!!
両親、親戚に多大なる心配を掛けてしまっていたが…。親は大切にしよう!!