室井ゼミナール論文集:第25号


  はしがき

 本論文集は、室井ゼミナール第16期生の3年次進級論文集である。この学年もまた、その大半が海外を経験しているが、国際経済学科の学生である以上、在学中に一度は海外を経験し、世界の南・北両地域を含めて、異文化を理解できる人に育って欲しいと思っている。
 本論文集に収めた第16期生の進級論文のテーマは、「ロボット進化論ロボットとヒトのこれから」「イーズム」「Caring for the Future Foundationのワークキャンプに参加して気付いて築く」「中国WTO加盟の衝撃」「汗心と体のシグナル」「パートナードッグ」「ピアノフォルテその歴史を探る」「Soccer Difference of the Countries」「電車内でのマナーあなただって見られている」「『関西』『関東』の違い仕関西人のこだわりvs関東の標準」である。
 我がゼミナールのテーマは、<現代世界経済・第三世界・日本社会>であるが、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分が最も関心を抱くテーマに対して、深い洞察を加えるその作業こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、みな、それぞれ力作であるように思う。読んでみて、なかなか面白い。。
 なお、今年度は、第16期生の三上浩司君が中国・西安の西北大学、本多健一君が中国・北京の対外経済貿易大学、第17期生の大嶺ちひろさんが米国のネブラスカ大学リンカーン校に、それぞれ1年間の留学に出かけている。
                                     
                     2002年7月11日  室井 義雄



              Cowrie Shell Money, Nigeria
    
                     
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