室井ゼミナール論文集:第19号


  はしがき

 本論文集は、1999年度室井ゼミナール3年次生の進級論文集である。3年次生は、昨年末頃から就職活動が始まり、そのためもあって、論文集の刊行が大幅に遅れてしまった。
 本論文集に収めた第14期生の進級論文のテーマは、「タンザニア・キリマンジャロ植林ワークキャンプに参加して」「生きる」「薬害」「食の歩み」「日本式経営システム」「私家版 徒然草」「銃社会アメリカ」「色の魅力に迫る」「開発を考える」「コンビニエンス・ストア」である。
 今回もまた、各自のテーマが多様であるが、いずれも自分の生活空間に根付いた力作である。自分が最も関心を抱くテーマに対して、深い洞察を加えるその作業こそが大切なのである、という私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解しているように思う。
 なお、第14期生11名のうち、鷲澤由佳さんが1年間の米国留学から帰国し、逆に藤野秀樹君と加藤彩さんが各々カナダと米国へ1年間の留学に出発した。大学院への進学準備に追われている者、国内での就職を予定している者、まだいろいろ悩んでいる者、そして留学に出かけた者、各々の道は異なるが、まあ、のんびりやればいい。

      渡辺元基君の所属する専フィル・第13回サマーコンサートの日:            
               2000年6月30日 室井 義雄



              Cowrie Shell Money, Nigeria


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