語学研修報告アメリカ編

                     W12 大嶺 ちひろ

研修期間:2001年2月1日〜3月11日

研修地:University of Nebraska Lincoln

研修費用:38万円


T ネブラスカ 

私は、学校の春季プログラムを利用してアメリカのネブラスカ州に語学研修に行った。ネブラスカ州はアメリカの北部・中西部に位置し、ネブラスカ牛で有名な肉牛の産地であり、コーンなどの穀物の栽培も盛んな地域である。首都リンカーンは、有名なリンカーン大統領にちなんでつけられた。ダウンタウンに美しいキャピタルが建っている。交通は主に車だが、列車の駅もあって、乗っていくといつかはシカゴに着くらしい。私達が滞在した寮の横にも貨物列車の線路があって、石炭を東部へ運んでいるらしい。             

ネブラスカは空がいつもきれいで空気もきれいで人もとても親切な人たちばかりだった。全く知らない人でも、目が会うとニコリとわらったりHi!と声をかけたりするのが当然だったし、少し長く目が合ってしまうとHow are you? と聞かれたりもして、とても生活していて気持ちがよかった。これは、私が育った東京では信じられないことだった。

リンカーン市はネブラスカ州の首都で、おしゃれなダウンタウンがある。当初のド田舎のイメージとは全く違うものだった。2月はとても寒く、マイナス20℃くらいだった。なれれば、平気だった。ほとんどが、白人(ロシア系ドイツ人の移民の子孫)で、黒人はあまり見かけなかった。世界中から留学生がきていて、その人たちとも友達になれた。


U 授業の聴講

授業の聴講は、とても感動的だった。アメリカの大学の授業は、やはり日本とは違い密度の濃いものだった。しかし、日本と同じような授業もありがっかりした。学生は、授業では寝ている人など一人もいなかったが、普段の生活ではソロリティーやフラタニティーに行って夜遅くまで遊んでいた。ルームメイトを見ていると、宿題や小テスト、レポート提出が多いようだ。


V 学習面
             

学習面ではアメリカ人の先生方が、TOEFLの試験対策を中心にアメリカの文化や人物、リーディング、グラマー、リスニングと発音の授業があった。先生は3人いたが、どの先生もとても熱心に授業をしてくださった。研修で勉強した事は、日本にかえってからも役に立つことなので、約40万という費用は学生の私にとっては高いものだったが、
それ以上のものが得られた。


W 生活面

生活面では、いろいろな人に歓迎されて、親切にしてもらった。以前室井ゼミに来ていたハー君もいた。もちろん、彩さんもいた。ほとんど、寮に滞在した。アメリカ人のルームメイトとの二人部屋だった。

特にルームメイトは、とても親切で、いろいろあったが、良い友達になれた。それに、彼女の牧場に行った時が一番楽しかった。牧場に行ったのが初めてだったというのもあるが、アメリカの広大な大地、自然、子牛の誕生などを見てすごく感動した。車で一時間ほどかけて彼女の牧場へ行ったのだが、ネブラスカは平野なので、道がどこまでも真直ぐで先に地平線が見えていた。

食事は、Apple Bee’sというステーキ屋をはじめ、ダウンタウンに出ればおいしい食事ができた。学校の食堂はかなりまずく、友達の何人かはかなり落ち込んでいた。肉ばかりを食べていた。

ホームステイにも行って、(2泊)私は、以前専修大学に来たことのあるDr.Hamptonの家にいった。

その他、日本から持って来忘れたものは大体買うことができたし、物価も安かった。思ったよりもお小遣いをつかわなかった。


X 感想

この研修に参加して本当に良かった。たとえまたネブラスカ大学へ行くことができなくても、そこであった友達の事は絶対に忘れないし、何より今までの人生の中で一番楽しい一ヶ月間だった。ただ単に楽しいのではなくて、日々新しい事があり、充実した毎日で、本当の意味で楽しかったのだ。もちろん、一緒に行った専修大学の仲間とも仲良くなれてよかった。困った時に助けてもらった事もあって心強かったし、楽しかった。しかし、どうしても一緒に行動しなければならない時が多く、日本語ばかりになってしまうのが良くなかった。もちろん、英語で話そうと何度も試みたのだが、日本人同士で集まると続かないものである。特にこれといった案があるわけではないが、その点を改善できればもっと良かったと思った。