はしがき
本論文集は、室井ゼミナール第20期生の3年次進級論文集である。この学年のゼミ長を務めた藤巻伸悟君が米国のUniversity of Denverに長期留学しており、逆に、第19期生でこれもゼミ長を務めた佐野将史君が、米国のSanta Barbara City Collegeでの1年間の留学を終えて帰国し、4年次に復学した。
本論文集に収めた進級論文のテーマは、「マザー・テレサ―LOVE TO PRAY」「石油の功罪―石油をめぐる産油国の実態―」「地上の地獄―ルワンダ集団虐殺について―」「格差はどうして起こる」「自販機大国日本」「人間の安全保障―追究と追求―」「Death Education―人間として―」「ファッションリーダーから得たもの」「心と色」「CHILD LABOUR」「スピリチュアル―それに込められた想い―」「インドの経済―世界経済の主役になる日―」である。
第20期生もまた、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分が最も関心を抱く問題に対して深い洞察を加え、自らの存在との因果関係を探るという知的行為こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、それぞれ力作であるように思う。
専修大学に勤めてから、今年で25回目の春を迎えた。私も3回目の「10年一区切り」の時期に入っている。我がゼミのあり方を問う傍らで、ゼミ生たちが自由に飛び回っている。それぞれ、大きく成長して欲しい。
2006年9月25日 室井 義雄
(2006年2月春合宿:「かしや」にて)
目次
はしがき(室井 義雄) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
I. マザー・テレサ―LOVE TO PRAY―(W15-031 松下 あず実)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
II. 石油の功罪―石油をめぐる産油国の実態―(W15-040 後藤 奈緒美)‥‥‥‥‥‥‥‥
III. 地上の地獄―ルワンダ集団虐殺について―(W15-049 藤巻 伸悟) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IV. 格差はどうして起こる(W15-03 笹山 優一郎)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
V. 自販機大国日本(W15-057 石井 沙織)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VI. 人間の安全保障―追究と追求―(W15-066 青木 梨奈) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VII. Death Education―人間として―(W15-090 灰塚 祐輔) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VIII. ファッションリーダーから得たもの(W15-114 小野 舞子) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IX. 心と色(W15-121 近藤 理恵) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
X. CHILD LABOUR(W15-186 村松 愛)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XI. スピリチュアル―それに込められた想い―(W15-190 北野 茜)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XII. インドの経済―世界経済の主役になる日―(W15-193 鈴木 孝彦)‥‥‥‥‥‥‥‥‥
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