はしがき
本論文集は、室井ゼミナール第20期生の2年次進級論文集である。この学年のメンバーは、
ゼミ長を務める藤巻伸悟君をはじめとする男子4名と女子9名の合計13名である。このう
ち、伊藤美智子さんがニュージーランドのUniversity of Waikatoに中期留学しており、2005年度
前期は12名でゼミ運営の中心を担っている。
本論文集に収めた進級論文のテーマは、「ストリートチルドレン―都市化の背景にあるも
の―」「環境ビジネス―環境型社会をめざして―」「ユダヤとは」「麻薬と医薬」「テレビ
のちから」「Welcome to Japan―日本の難民保護―」「差別のない日本を―部落差別の歴史を
辿る―」「お茶―現代における存在―」「なぜ人は服を着るのか」「ゴミ大国日本―今後の
日本を守るリサイクル―」「Audrey
Hepburn―オードリーの魅力―」「Gender―男女平等を目
指して―」「フィリピンの抱える問題―CFF Philippines Work Campを通して―」である。
第20期生もまた、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分
が最も関心を抱く問題に対して深い洞察を加え、自らの存在との因果関係を探るという知的
行為こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、それぞれ力
作であるように思う。
専修大学に勤めてから、今年で25回目の春を迎えた。私も3回目の「10年一区切り」の時
期に入っている。我がゼミのあり方を問う傍らで、ゼミ生たちが自由に飛び回っている。そ
れぞれ、大きく成長して欲しい。
2005年4月21日 室井 義雄
(2005年春合宿:「かしや」にて)
目次
はしがき(室井 義雄) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
I. ストリートチルドレン―都市化の背景にあるもの―(W15-031 松下 あず実)‥‥‥
II. 環境ビジネス―環境型社会をめざして―(W15-040 後藤 奈緒美)‥‥‥‥‥‥‥‥
III. ユダヤとは(W15-049 藤巻 伸悟) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IV. 麻薬と医薬(W15-03 笹山 優一郎)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
V. テレビのちから(W15-057 石井 沙織)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VI. Welcome to Japan―日本の難民保護(W15-066 青木梨奈) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VII. 差別のない日本を―部落差別の歴史を辿る―(W15-090 灰塚 祐輔) ‥‥‥‥‥‥
VIII. お茶―現代における存在―(W15-114 小野 舞子) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IX. なぜ人は服を着るのか(W15-121 近藤 理恵) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
X. Audrey Hepburn―オードリーの魅力―(W15-186 村松 愛)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XI Gender―男女平等を目指して―(W15-190 北野 茜)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
XII フィリピンの抱える問題―CFF Philippines Work Campを通して―(W15-193 鈴木 孝彦)
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