感想:初日、北京空港で荷物待ちが、二時間ほどかかり、なんとか街へ行けたが英語は全く通じなく、中国語で話しても理解してもらうのに時間がかかった。初日からこれから先どうなることかと不安に思った。しかし、気付けば、すっかり中国になじんでいた。たくさん現地の人と交流したかったため、移動手段のほとんどが12時間を越えるローカルな電車であった。昆明から上海行きの電車では、私と同い年の少年と仲良くなった。彼は手ぶらだったので、何しに上海へ向かうのか尋ねると、仕事探しに行くのだと答えた。さらに話すと彼は中国の田舎の村出身であり、上海へ行けばお金持ちになれると言った。私は複雑に思っ た。なぜなら、大都市に行っても貧しい人をたくさん見てきたからだ。他にも高所得を目指して、農村部から出稼ぎへ行く人たちに出会うたび、中国の現状を実感した。しかし、これは以前行った東南アジアの国々にも共通した点であり、格差が極端であることが、経済発展の著しいアジア諸国の特徴であると改めて感じた。そうした人たちと出会ったり、数多くの中国の文化 に触れることができ、とても充実した旅をすることができた。
|