訪問国:マレーシア
期間:2008年9月6日〜9月16日(11日間)
費用:バンコク往復航空券8万円、バンコク→クチン→シブ往復航空券5万円、
スタディツアー参加費(現地集合)12万円、その他3万円(飲食代、
お土産代等)計28万円
参加NGO:AVC(アジアボランティアセンター)
物価:100円=3.18RM 水2RM
*9月6日 スタディツアーのためバンコク→グアラルンプール→クチン
AVC(アジアボランティアセンター)のメンバーと合流
*7日 クチンを散策(博物館、インド街で水浴びをするためのサロンを購入)
クチン→シブ島 シブのナイトマーケットを散策
*8日 SCS(熱帯雨林に住む先住民イバン人の生活向上を目的として活動して
いるAVCが支援するグループの1つ)の本部を訪問。船で2時間かけ
て、イバン人が住むロングハウスのルマセリへ、歓迎式(豚1頭を
訪問する人が殺す、お酒を飲む)、2人1ペアーでホームステー、
*9日 近くの小学校を訪問、マングローブの植林
*10日 ルマウンジャ(違うロングハウス…2004年に火災で全焼し再建途中)
で1泊、ジャングルウォーク、夜はパーティ
*11日 森林伐採の現場を見る、ルマセリ
にもどる、夜は蛍を見る
*12日 田んぼと果樹園を見る、ジャングル
ウォーク、BBQ(生きている鶏を殺
した)、さよならパーティ(伝統的
なダンス、ポチョポチョというダン
スをおどる)
*13日 村を出る、シブ→クチン
*14日 油やしブランテーションを見る
AVCメンバーと別れる、一人でク
チンのチャイナタウンで中秋節
のイベントへ |
ロングハウス |
*15日 クチン→グアラルンプール(チャイナタウンを観光)
グアラルンプール→バンコク
*16日 バンコク→香港→成田(21:25)
感想:
今回の旅は、初めてなこと多かった。初めて生きている鶏を殺し、初めて川で
水浴びをした。人生において最初で最後かもしれないが熱帯雨林に行った。そこ
に住むイバン人と交流し、ホームステーをさせてもらった。彼らは自給自足で暮
らしている。熱帯雨林の植物を食べ物にする。川は彼らの生活の全部である。川
は風呂場、洗い場である。川で水浴びをしていたら、鶏毛のようなものが流れて
きたりすることがまれではない。彼らはロングハウスという木でできたものすご
く長い家に20〜50世帯で暮らしている。今、材木確保のための森林伐採や油やし
プランテーションにより森林伐採が行われ、川の水位が上昇し、彼らの生活が脅
かされている。
ロングハウスは、ごみを昔まであまり出さなかったが、近代的になり町へ出稼
ぎするようになってからごみ問題は村にとって大きな問題である。しかし、彼ら
はそれを意識していない。川に流せば3時間後にはなくなると信じているからで
ある。実際そんなわけがない。だから、川はどんどん汚くなっていっている。
私は日本ではあまり環境問題というのを身近に感じたことはなかったが、イバ
ンにいっていろいろ考えさせられた。それと、私は今でもわからないことが1つ
だけある。町に出稼ぎに行った若者は、ある程度の年齢になると必ずロングハウ
スに戻り、死ぬまでそこで生活をし続ける。町の便利快適を知ってもなぜ村に戻
るのだろうか? イギリスに嫁いだイバンの女性が16年後に村に戻り生活をして
いた、しかも、イバン語を一言も覚えてはいない。もしかしたら、これがイバン
人の絶滅しない理由かもしれない。
私は旅でいろいろな人と出会い友達になった。そして、いろいろな人に助けら
れていい旅をすることができた。一期一会というのは本当に素敵な言葉だと
思った。
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