メキシコ・ストリートチルドレンと出会う旅

W18 浅野 真希

・期間  20088/20〜8/30
NGO団体     ストリートチルドレンを考える会
・費用  26万円+お小遣い(食事代、お土産代など)
物価  1ペソ=約11        コーラ600ml7ペソくらい


<概要>

 このスタディーツアーでは、毎日いくつかの現地NGO団体を回り、ストリート
チルドレンやそれを支える
NGO団体と実際に触れ合う。そこから、そのNGO団体
の活動やストリートチルドレンを取り巻く環境、背景などを勉強する。



<スケジュール>

日程    スケジュール

8/20()

14:55成田発→ティファナ→メキシコシティ16:00

8/21()

NGO「カサ・ダヤ」訪問。活動紹介と施設の女の子から施設に入るまでの詳しい事情を聞く。昼食。アクティビティ(折り紙など)。

8/22()

午前:NGO「オガ―レス・プロビデンシア」、「ソンリサ」、「パリス」訪問。午後:NGO「アレグリア」訪問。そこで昼食。それぞれの定住ホームについて説明を受け、子供達と交流。

8/23()

NGO「オガ―レス・プロビデンシア」、「ソンリサ」、「パリス」、「アレグリア」の子供達やスタッフと一緒にメキシコシティ北西にある広場で遊ぶ。みんなで自由にバレー、サッカー、乗馬、ゴーカート、BBQなどをして楽しんだ。

8/24()

テオティワカン遺跡見学。

8/25()

NGO「プロ・ニーニョス・デ・ラ・カジェ」訪問。デイセンター活動紹介と質疑応答。昼食。障害物競走、サッカー、バスケ、お絵かきなどで子供達と交流。

8/26()

昨日と同じNGO「プロ・ニーニョス・デ・ラ・カジェ」訪問。スタッフと一緒に実際に外に出て、ストリートチルドレンを探しに行く。話したり、遊んだり、施設への勧誘を行う。昼食。子供達と交流。

8/27()

午前:NGO「カサ・アリアンサ・メヒコ」訪問。活動紹介と質疑応答。子供達と交流。HIV/エイズについての勉強。午後:NGO「ジョリア」訪問。活動紹介と質疑応答。昼食。子供達と折り紙などをして交流。

8/28()

スラムのコミュニティーセンター「ホセ・デ・タピア・グラハンセ教育文化センター」訪問。活動紹介と質疑応答。保育園の子供達と歌を歌ったり、折り紙をした。昼食。その他、図書館、ごみ収集地域など地域コミュニティ活動の見学。
23:50メキシコシティ発→ティファナ→

8/30()

6:30成田着




カサ・ダヤ

ダヤの子ども

民芸市場
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<感想>

 今回の旅で私たちが一週間泊まっていたところはメキシコの首都メキシコシティ。
しかもそのちょうど都市部に位置するところで一週間過ごした。メキシコシティは
かなり発展していたが、メキシコシティの第一印象は、空気が悪いということだっ
た。車はアメリカ並みに走る中、排気ガスでの大気汚染はかなりひどかった。とは
いっても、高いビルやデパートなど立ち並んでおり、貧困というイメージはなかっ
た。しかし、一歩外へ出ると、路上でも、地下鉄の駅でも日本で言うホームレスや
物乞いをしている人は多く見かけた。貧富の差をまじまじと感じさせられた。


 小学生や中学生くらいの年齢で家族とはなれ、路上に暮らし、性行為や薬、犯罪
などに手を染める・・・私の今までの人生経験上ではありえないことだ。私は実際
に路上で薬をやっている最中の子供と話す機会があった。彼らは生活のなかで薬を
吸うのも、路上で寝泊りするのも当たり前なのだ。私はとてもショックを受けた。
そんなことが彼らにとって普通にあってはならないことだと思うし、それと同時に
メキシコ政府への怒りを感じた。同時に、
NGOで働いているスタッフには熱が感じ
られ、感心するものがあった。そして、スタッフの子供達に対する愛情はきっと親
以上のものが感じられた。


  今回のスタディーツアーで、いろんなNGOを回りそこにいる子供達をたくさん
見てきた。
14歳で子供がいたり、薬に染まっている子もいたが、中身は意外に子供
の部分も多く、無邪気な笑顔が印象的だった。日本もメキシコも共通して子供達の
笑顔って素敵だなと実感させられた。人と触れ合っているときの子供達の笑顔は最
高に素敵だし、人とのふれあいは心をあったかくさせるもの。私自身そう感じた
メキシコの旅だった。