はしがき
本論文集は、室井ゼミナール第25期生の2年次進級論文集である。第25期生も多彩なメンバーが揃っており、2010年度のゼミ長の鈴木洋平君、副ゼミ長の田中美穂さん及び岩下朋樹君を中心に、よくまとまっている世代である。なお、岩下朋樹君は、夏休みに米国のEF International Language School に約2ヵ月間、語学研修に出かけている。
本論文集に収めた12名の進級論文のテーマは、「宮崎駿の作品からみた思想」「子どもの貧困―人生はじめのしあわせ平等―」「FTAとアジアの可能性」「教育の内側―教員の質と子供の質―」「日本の医療―再生への道―」「変貌するアジア」「EconomyとEcology―環境先進国ドイツに学ぶ―」「グローバル化における発展途上国の自立的発展―明治日本からみる可能性―」「ユニクロに学ぶ企業経営」「発展途上国における多国籍企業の雇用のあり方について」「エコカー戦争―変革の時代を迎えた自動車―」「CSR―その可能性と世界への繋がり―」である。
この世代もまた、その自由さを謳歌してか、各自のテーマは随分と多様である。だが、自分が最も関心を抱く問題に対して深い洞察を加え、自らの存在との因果関係を探るという知的行為こそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、それぞれ力作であるように思う。
2010年12月1日 室井 義雄
(2008年12月:新ゼミ生歓迎会「キャビン」にて)
目次
はしがき (室井
義雄) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
I. 宮崎駿の作品からみた思想(W20-012 林 鍾愛)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
II. 子どもの貧困―人生はじめのしあわせ平等―(W20-075 田中里佳)‥‥‥‥‥‥‥
III. FTAとアジアの可能性(W20-088 菅野絵理)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
IV. 教育の内側―教員の質と子供の質―(W20-099 鈴木洋平)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
V. 日本の医療―再生への道―(W20-106 田淵愛子)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VI. 変貌するアジア(W20-128 内海慎)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
VII. EconomyとEcology―環境先進国ドイツに学ぶ―(W20-181 小室絵梨)‥‥‥‥‥
VIII. グローバル化における発展途上国の自立的発展―明治日本からみる可能性―(W20-185 徳満翔平)
IX. ユニクロに学ぶ企業経営(W20-211 灘脇裕一)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
X. 発展途上国における多国籍企業の雇用のあり方について(W20-213 田中美穂)‥
XI. エコカー戦争―変革の時代を迎えた自動車―(W20-219 岩下朋樹)‥‥‥‥‥‥
XII. CSR―その可能性と世界への繋がり―(W20-224 加藤碧)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
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