室井ゼミナール論文集:第23号


  はしがき

 本論文集は、室井ゼミナール第15期生の卒業論文集である。この学年は、センスの良いペース・メーカーが複数いたせいか、1年次の時からとても元気な集団であった。確か、新歓コンパの時に、イッキ(我がゼミのタブー)やゲームを誘われたことを覚えている。それが、いつの間にか、もう卒業である。ゼミでの研究・討論はもちろんのこと、海外留学・語学研修・海外旅行、公開シンポジューム・客員教授特別講座、ゼミ対抗ソフトボール大会、ゼミ内バレーボール・ボーリング大会、専フィルコンサート、鳳祭への参加、そして温泉一泊旅行など、我がゼミの歴史に残るほどに、良く学び・良く遊んだ学年であったと思う。
 本論文集に収めた第15期生の卒業論文のテーマは、「マッカーサーと日本人」「スローフードはマンマの味パスタを極める」「ヂィアスポラ異文化理解の間で」「発展途上国の開発と環境問題」「IT産業におけるグローバル化の進展」「『文明化の使命』とアフリカ植民地」「人はなぜ犬を飼うのか」「『日本人ヒーロー』力道山空手チョップに秘めた想い」LANDMINE」「Cafeそのとき君がなごむ空間」「インターネット・バンキング」「パンシールの獅子マスード」「バンカラ学生自治寮を通じて」「馬車コーチング」「ユニクロ」である。自分が最も関心を抱くテーマに対して深い洞察を加えることこそが大切なのであるという、私の<南無阿弥陀仏>を各人なりに理解し、みな、それぞれ力作であるように思う。
 なお、新1年生(第18期生)のゼミ応募論文を合わせて載せてある。それぞれ、初心を忘れずに、自分の本当にやりたいことを見つけて欲しい。
                                     
                   2002年1月14日   室井 義雄



                 (2001年9月:夏合宿にて)
 
 
*