カンボジア−CFFワークキャンプ
W14 田辺 美佳


<日程> 2004年8月1日〜8月17日
<費用> ワークキャンプ参加費84000円 航空券約60000円 その他20000円
       計164000円



<8月1日> ベトナム着 ドンコイ通りを散歩、ショッピング フンセンホテル宿泊
 
<2日>
 16時頃カンボジアプノンペン着 キャンパー集合、L-CDI着 キャンプ開始
   ★ キャンプは、カンボジアのL-CDIの生徒6人と日本人キャンパー6人で行われ
     た。L-CDI(Leadership and Character Development Institute)と
     は、農村部の青年を対象にキャラクタ−デベロプメントと英語教育等を行っ
     ている学校で、約2000人の学生が非常に安い授業料で各地にあるセン
     ターで学んでいる。半年間地方のセンターで学び、次の半年はキャンプ地の
     プノンペンのセンターで家族と離れ住み込みで生活し、次の半年は地方セン
     ターで先生として教えに行き、最後にプノンペンに戻りコンピュータなど
     のスキルを学ぶ。
       LCDIは、カンボジアに必要な教育は学問的なものよりもまず人の内
     面に働きかける教育でなくてはならないという考えをもち、エンパワーメ
     ントに本格的に力を入れている。

<3日〜4日> スタディーツアー(HCCへNGO訪問、トゥールスレーン博物館、キリ
     ングフィールド、ゴミ捨て場、
スラム、Cambodian Trust、ナイトクラブ)
    ★ HCC…人身売買の犠牲になった女の子を保護し、職業訓練を行っている。
    ★ Cambodian Trust…義肢・装具をカンボジア人の人々の手によってつく
       り、患者のリハビリも含め全て無料で行っている。その際の交通手段
       や宿泊費や食事の提供も無料で行っている。
        さらにここには、カンボジア人自身の手でつくっていけるようにと
       設立された、カンボジア人のための義肢・装具師養成学校も運営し
       ている。



<5日〜6日> 
ワーク・ミィーティング・ディスカッション

<7日〜9日> トラックの荷台で激しく揺られながらシェムリアップへ(アンコール
     ワット、タ・プロ−ム、
グリーンマウンテン、地雷博物館、L-CDI地方
     センター) 


<11日>
 プノンペンに戻りマーケットへ
 
<12日〜14日>  ワーク・サイエンスオブライフ・ミィーティング・ディスカッ
     ション

 
<15日>
 
ワーク、振り返りディスカッション、フェアウェルパーティー
 

<16日> ディスカッション プノンペン発
 
<17日> 日本着

 
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<感想>

 カンボジアのごみ捨て場では、以前訪れたフィリピンのゴミ捨て場とは比べものに
ならないほど、多くの人々がごみを集めることで生活し、フィリピンよりもはるかに悪
い状況であったこと、HCCで人身売買には取り締まる側の警察までもが関与してい
ること、またここに保護されたけれど、他の姉妹が自分と同じような境遇になる事を
防ぐため、親に売られたのにもかかわらず、その親の生活を支えるために再び自ら
売春に戻ってしまう人が少なくないという、本当に悲しくて絶望的な多くの実態をこ
のキャンプで目の当りにし、カンボジアの未来についてとても不安になってしまった。
 しかし、同時にカンボジアには、私にポジテブシンキングになるようにといつも励まし
てくれたカンボジア人キャンパー、カンボジアの未来のため、自分の幸せ、家族の幸
せのために、人生を豊かに生きるためにどうしたらよいかをいつも考え、そのための
努力を惜しまずいつも思いっきりがんばっていた彼らのような人たちもいるということ
を知ることができ、カンボジアの明るい未来への芽生えも同時に見ることができた。
 さらに彼らは、いつも私のことを心から気遣ってくれて、思いやってくれて、真剣に
考えてくれて、いつも心からの言葉をくれた。そんな彼らと一緒に過ごしたことで、自
分にはまだまだ足りない部分があることを再確認し、これから自分はどのような人間
になりたいのか、どのように生きていきたいのかを考えることができた。
 そして何よりも、カンボジアに、本当の意味での一
生の友達ができたことが、もの
すごくうれしい。私はまた 必ずカンボジアに戻り、キャンパーたちに会いに行くだろう。