アメリカ留学報告
W12 大嶺 ちひろ

 ★期間2002523日〜2003521日の約1年間

 ★留学先:アメリカ合衆国 州立ネブラスカ大学リンカーン校

 ★費用約200万円

   語学研修費  約50万円(生活費・食費込み)
   ・航空券    約12万円
   ・教科書代   約12万円
   ・生活費    約36万円(3万円/月)
   ・旅行費    約45万円
   ・雑費     約45万円

 <留学概要>

 T.勉強

 ・授業はだいたい50分×3か75分×2だった。前期、後期に5科目ずつ、計10科目
  履修した。

 @ 経済学基礎理論 ( Principle of Macroeconomics, Principle of Microeconomics, Intermediate Macroeconomics, Intermediate Microeconomics, Introduction to International Economics)
・講義も教科書もしっかり系統立っていて分かり易かった。1週間に一回小テス
トが行われ、大変だった。毎週1教科につき30頁以上テキストを読まなければ
ならなかった。

 A  開発経済系 (Economics of Less Developed Countries, African Culture& Civilization, International Regional Development)
・一番手応えのあったEconomics of Less Developed Countriesでは、経済成長に関
する既存のモデルをいろいろ学んだ。興味のある分野を理論的な視点で勉強す
ることができとても良かった。

  B  フランス語 (201, 202)
・一年以上フランス語を勉強しているか、基礎知識がある人を対象としたクラス
で、入門レベルのテキストばかりしかない日本と違い、充実した教科書と講師が
揃っていた。


 U.生活

 ・観光・旅行、友人宅・ホームステイ、日常生活を通してアメリカという国につ
 いて学んだ。

 @  観光・旅行(地理、気候、歴史)

・語学研修中の週末にネブラスカ北部にあるネオプララ川へ川下りキャンプへ
行った。ネブラスカの地理や気候を思い知らされる。

・夏休みにニューヨークシティ、ナイアガラの滝、ワシントンD.C. へ「アムト
ラック」という電車に乗って約10日間の一人旅に出た。飛行機と変わらない
値段で飛行機よりも遅いが、電車に揺られている間にアメリカ大陸の景色を満
喫できた。旅先でいろんな知らない人と話した。

秋休みは友達と3人でシカゴに行った。3泊4日。このときは、グレイハウン
ドという夜行バスで行った。飛行機で行くよりも断然安いが、時間がかかるし、
疲れる。バス内の治安は思ったよりも悪くなかった。貧しいマイノリティーの
世界を垣間見た。

・クリスマス休暇はフロリダ州の州都タラハッシーにあるルームメイトの実家
へ行った。その際にオーランドのディズニーワールド、F1のサーキット場や
歴史的で観光名所でもあるビーチがあるデイトナ、セントオーガスティンの要
塞を観光した。

春休みは中西部で一番大きな都市であるカンザスシティへ行った。車で、日帰
りで行ってきた。買い物する所がたくさんあって、ショッピングを楽しんだ。
ウォルトディズニーを輩出した美術専門学校やミュージアムに行った。

 A  友人宅・ホームステイ(文化、社会、家族生活)

 ・独立記念日はArbaugh家へ招待され、一緒に過ごした。近くの親戚の人達が集
  まって、一緒に食事をして花火をやった。感謝祭は
Hutt家に招待され、家族に
  混ざって一緒に食事(もちろんターキー)をいただいた。クリスマス休暇はフ
  ロリダに約20日間、ルームメイトの実家、
Park家に居候させてもらった。ク
  リスマスを一緒に祝ったり教会へ行ったりした。大晦日とお正月の祝い方は日
  本とあまりに違かったので、ホームシックになった。アメリカ人にとって欠か
  せない年間行事をアメリカ人の友人やその家族と過ごして、その大切さやアメ
  リカの文化、社会、家族生活について勉強になった。

 B  日常生活(キャンパスライフ)

 ・寮でアメリカ人のルームメイトと住んでいた。ルームメイトを始め、同じ寮
  やフロア―の学生達に良くしてもらい、彼らとの交流を通してアメリカ人やア
  メリカを考える良い機会になった。普段は勉強がたくさんあって大変だけれど
  も、週末は友達とパーティやバーに行ったりして、アメリカの大学のキャンパ
  スライフを楽しんだ。

 V.英語

・始めの8週間は語学研修を受講した。日本人ばかりのクラスだったので、期待
 していたような英語にどっぷりつかる生活はできず、不満が多かった。
TOEFL
 スコアも特に上がらず、英語的にはこの8週間であまり向上しなかった。ただ、
 正規の大学の授業を受ける前にアメリカの授業のスタイルに慣れるという点では、
 意味があったと思う。また、世界中から来た学生と友達になる機会を得ることも
 できた。

 ・留学全体を通しては、行く前よりも上達したと思うが、まだまだだと思う。こ
 れからも英語の勉強を続けて行きたい。また、言葉がうまく使えない環境で生活
 して、コミュニケーションのスキルも少しは上がったと思う。しかし、これもま
 だまだだと思う。どちらにしても、今回の留学は私の最高ではない。むしろ、良
 いスタートになったと思う。


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