●ケニアスタディツアー
●人に伝えたいMOTTAINAIのこころ:ケニア社会林業プロジェクト
★研修期間:2006年8月25日〜9月7日
★企画・主催:富山大学人間発達科学部(佐藤幸男教授)
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター
★協力:国際協力機構(JICA)ケニア事務所
ケニア天然環境資源省林業局、ケニア林業研究所
毎日新聞「MOTTAINAIキャンペーン」事務局
★費用:ツアー費 25万円。現地で使ったお金 約9000円
(内訳:カタールビザ代 1800円。現地での水など、生活物品代
約2000円。お土産代 約5000円)
★物価:水 1.5リットル 60円
コーラ 300ml 30円
食堂(カフェテリア) 1食 約150円
ガソリン 1リットル 約70円
●行程:利用航空会社:カタール航空
★8月25日(金):関西空港 23:45
⇒ 26日(土) 05:30 ドーハ着
★8月26日(土)ドーハ空港発 08:55
⇒ 同 14:05 ナイロビ空港着
★8月26日(土)〜28日(月)まで、ナイロビ市内のケニア林業研究所泊
★8月29日(火)陸路、アジアドに移動
★8月29日(火)〜9月1日(金)まで、アジアド演習地泊
(うち、3日間、ホームスティ)
★9月2日(土)陸路、アンボセリ国立公園へ移動。国立公園ロッジ泊。
★9月3日(日)陸路、ナイロビ市街へ移動
★9月3日(日)〜4日(月)まで、ナイロビ市内のケニア林業研究所泊
★9月5日(火)ナイロビ空港発 16:30 ⇒ QR533
⇒ 同 21:30 ドーハ空港着
★9月5日(火)ドーハ Mercure Grand Hotei 泊
★9月6日(水)ドーハ空港発 22:40 ⇒ QR820
⇒ 9月7日(木) 14: 関西空港着
●感想:
@ホームステイ
・2泊3日のホームステイでは、通訳と共にマサイ族で生活をした。マサイと大自然
と、共に暮らし、幸せな日々だった。水を汲みに行き、薪を切りに行き、大自然
の中で生活をした。母親が牛の糞と、土で作った家に身を寄せ合って、ご飯を食
べたり、話をしたり、寝たりする。裕福ではない家庭だった。
・風呂も、トイレも無い、テント生活のような感じ。通訳のいない時は、マサイ語
で会話をするが、何とか通じるものだ。基本的にとうもろこしの粉で作る、
「ウガリ」を食べた。美味しい!!
・私は、社会条件調査で、アクセサリーを調べた。アクセサリーは、学校制度に
よって失われつつあった。
Aスラム
・80万人が身を寄せ合って暮らしていた。スラムの経済システム、社会システム、
助け合い(ハランべー)のシステムによって成り立っているかのように見える。
しかし、学校、病院が極端に少なく、貧困の悪循環のさなかにいるように思えた。
B社会林業
・木を植えることによって土を作る。土を作ることによって未来を造る。
・今やらなければならない事がスラムにあるように感じていた。
・しかし、短絡的に今緊急の援助に興味を持つ人はたくさんいるが、未来のために
森を造ろうとする人は少ない。だからこそ今やらなくてはいけない。
・ケニアの土地の80%を占める乾燥地帯と、半乾燥地帯で上手く植林を進めて行く
方法を学んだ。
・木と切る事で生活してきた農民に意識改革をさせ、「切る」から「植える」こと
で収入を増やす事を伝えることが大変である。
Cマータイさん
・MOTTAINAIで有名な、マータイさんに会った。国内でも尊敬されている環境省の
副大臣。「資源の奪い合いで戦争は起こる」の話が印象的だった。話に吸い込ま
れていくようだった。
・ケニアだけでなく、世界中を動かした人のエネルギーはすごかった。
D食事
・基本的に全て美味しい。肉をよく食べ、ウガリが主食。
|