ウガンダ 国際ワークキャンプ

W18 早坂 香里

 ■期間:200894日〜919
 ■費用:約27万円(登録費、会費、航空券、燃油サーチャージ)+おこずかい
 ■主催団体エイズ孤児支援NGOPLAS
 ■為替レート:1ドル=約1600Ush(20089) Ush=ウガンダシリング
 物価:水(500ml)360Ush コーラ(330ml)600Ush 外食=10002300Ush
 ■言語:英語(公用語)、ガンダ語

<概要>

 首都カンパラから北へ2時間のところにある町、ルウェロ。今回新事業地である
ルウェロで、
Basajjansolo Memorial Training Center(BMTC)の教室建設を行い、
子どもたちが安心して初等教育を受けられる環境を整える。また、地域の人を巻き
込んだ形でエイズ予防啓発活動を行い、地域で
HIV/AIDSやエイズ孤児に対する差別
解消を目指す。


Basajjansolo Memorial Training Center(BMTC)

 エイズ孤児が教育を受けられない状態を改善するために、有志の地域住民によって
BMTCが設立。現在は、幼稚園と小学校のみで構成されているが、将来は職業訓練所
も併設する予定。


ムワンザ(タンザニア)にて

ルウェロの町民

ルウェロの子どもたち
                     
 *写真をクリック⇒拡大


<日程>

 9/2  20:45羽田→関西空港 23:15関空→ドバイ国際空港

 9/3   8:25ドバイ空港→14:45エンテベ(ウガンダ)

 

 

午前

午後

9/4

1日目

 

オリエンテーション

フリー

9/5

2日目

ルウェロへ移動

ウェルカムパーティー

ミーティング

9/6

3日目

建設作業

建設作業

ミーティング

9/7

4日目

建設作業

建設作業

ミーティング

9/8

5日目

建設作業

ワークショップ準備

日本文化紹介

9/9

6日目

建設作業

Nacwora訪問

ミーティング

9/10

7日目

建設作業

ワークショップ準備

 

9/11

8日目

建設作業

キャンプ中間評価

ミーティング

9/12

9日目

ワークショップ準備

ワークショップ準備

フリー

9/13

10日目

ワークショップ準備

エイズ啓発ワークショップ

ミーティング

9/14

11日目

終日フリー、エンテベの動物園とヴィクトリア湖へ

9/15

12日目

建設作業

フリー

ウガンダ文化紹介

9/16

13日目

建設作業

フリー

フリー

9/17

14日目

日本文化紹介授業

Mr.Salongoの話

ミーティング

9/18

15日目

建設作業

キャンプCLOSING

ミーティング

9/19

16日目

キャンプ最終評価

カンパラへ移動後、解散

 

 <感想>

  出発する前、私にとってアフリカはすごく未知な世界で、ワクワクする一方で不
安もたくさんあった。でも、ウガンダに到着した瞬間その不安は一気に吹っ飛んだ。
独特のにおいと青い空、赤いレンガの家、すべてが新鮮で移動中車の窓にへばりつい
て景色を楽しんだ。

   ウガンダのほとんどを過ごしたルウェロは、1980年代に国内の混乱からウガンダ
人同士の虐殺があり、悲惨な歴史をもつ地域であったが、今はすごくのどかで人々か
らもそのような面影は感じなかった。生活はBMTCの教室に寝袋をひいて寝泊り
し、朝は井戸での水汲みから一日が始まる。水汲みは本当に一苦労で、日本のように
蛇口をひねれば安全な水が出てくることがどれほど幸せなことか・・・と毎日感じた。

   ウガンダ人との共同生活は、すごく面白かった。文化の違いからか、日本人キャ
ンパーとウガンダキャンパーの間に軽く亀裂が入ったりもしたが、最後には互いに分
かり合えた気がする。食事は、本当においしくて毎日おかわりをしていた。でも火を
おこすのが大変で、ここでも日本のスイッチを押せばすぐに火がつく生活がなんて便
利なのかと感じた。

   このキャンプで一番心に残っているのは、HIV/AIDS陽性者NGONACWOLA」の人達
に会ったことだ。彼らは歌や劇を通して
HIV/AIDSの啓蒙活動を行っていて、強く生き
ようというメッセージを発信している。彼らの歌がすごく心に響き、感動とパワーを
もらった。彼らは
HIV/AIDSであることを受け入れ、オープンにし、ポジティヴに生き
ている。私も彼らのように、身近な人や大切な人を支えられる人間になりたいと思っ
た。

   今回、ウガンダのほんの一部ではあるが自分の目で見て思ったことは、皆一生懸
命に生きていて、支え合って生きていた。このキャンプで学んだシェアリングカル
チャーは、これからも私の中で大切にしていきたい。